喧嘩別れした親友との再開

中学生の時、すごい仲のよい友達がいました。
村上君と言います。

帰りはいつも一緒に通っていて、
休みの日になると、一緒に映画に行ったりしていました。

彼は生粋の巨人ファンで、私はカープファン。
いつも巨人に大差で負けていたので、
「広島よわいね〜」とからかわれていました。

すごく優しいナイスガイで、
いつも私のわがままを聞いてくれるようなタイプでした。
同い年でしたが、兄貴のような存在。

しかし中学二年生のとき
ひょんなことからケンカ別れをしてしまいました。

お土産を買ってきた、こなかった、
そんなくだらない話だったと思います。

それがきっかけで、一言もしゃべらなくなりました。
学校ですれ違っても、言葉も交わさず
互に目を伏せていました。

本当は、心の底では謝って仲直りしたいのに
恥ずかしくて切り出せずにいました。

実は、彼とは同じ大学に行くことになりました。
キャンパスで会っても、関係性は変わらず。
お互い気まずいままでした。

月日は流れ、、、社会人になり、
高校時代に所属していたラクロス部の集まりがありました。

仲のよい友人が唐突に
「村上結婚するんだってよ」
と言い出しました。

久しぶりに出た名前だったのでびっくりしました。
また、当時の気まずい記憶がよみがえってきました。

すると、彼は続けざまに
「ミネザキに会いたがってたよ」
と言いました。

私は、「なぜ自分から切り出さなかったのか?」
という後悔を感じながら、すぐに村上君に
連絡を取りました。

結婚祝いのプレゼントを抱えて
村上君に会いに行きました。

すると、不思議なほど
違和感なく、当時のまま楽しく話すことができました。

昔の思い出が、頭を巡ります。

お酒も入ってきたので
私は、彼に対して頭を下げました。

自分の勝手な行動で、仲を悪くしてしまったこと。
気まずく感じて、喋ろうとしなかったこと。
仲直りの機会を、村上君から切り出させてしまったこと。

一通り、謝罪の弁をきいた村上君は
「いやいや、俺のほうがわるかった。ごめんね」
その瞬間、今まで心につっかえていたものが
すっきりと取れた気がしました。

今でも、彼と連絡を取り合っています。
カープの調子がいいので、巨人をバカにしています。

電話をすると、いつも喋りすぎてしまいます。
今まで、話したくても話せなかったことを
取り戻すかのように。

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