大学時代の下宿先

私の母親は、カメラが好きで
よく私たちの写真を撮ろうとしていました。

今でも、実家に帰ると
携帯のカメラを構えて、犬と一緒に写真を
撮ろうとします。

思春期の時は写真を取られるのが
すごく嫌で、母親にカメラを向けられる度に
「もういいから」と言って、その場を逃げるように
後にするのでした。

先日、実家に帰る途中で
大学時代、下宿していた駅に降りました。
「武蔵小杉駅」という所です。

私が住んでいた時は、開発最中で
田舎の商店街のようなところに
沢山シートがかかっていました。

しかし、今は開発が完了して
ものすごく大きなビルが建ち、
上品なワンちゃんを散歩させている
家族が沢山いました。

大学時代、遅くまでお酒を飲み
終電で帰るような生活をしていた私は
駅前のケバブ屋さんで、500円のケバブを買い
締めのケバブを食べながら、家に帰るのが日課でした。

そんなケバブ屋さんも、跡形もなくなっていました。

駅も、大規模商業施設に様変わり。
電車の乗り方にも迷うほどでした。

あまりに変わってしまった風景をみて
恋しくなった記憶の片隅にある思い出と
再開すべく、昔住んでいたアパートに向かいました。

そこは、まだ開発が進んでおらず
いつも通っていた中華料理屋もありました。

定食をたのむと、ラーメンのスープを薄めたものが
一緒についてくるような、昔ながらの店。

私は、思わずお店に入り
あのスープの味が懐かしくなり
ラーメンを頼みました。

狭い店内を見渡すと、失恋して涙したこと、
友人と朝までお酒を飲んで語ったことが
自然と思い出されるのでした。

変わりゆく町の中で、
変わらないものを見てホッとしました。

その時に、いつも写真を撮りたがっていた
母親の気持ちが、なんとなくわかった気がします。

子供の成長は、その時々で
一瞬にして過ぎていく。
だから、その瞬間を残しておきたかったのかなと。

時間は経過する事で、瞬間瞬間は
常に過ぎ去っていきます。
でも思い出は心の中で、つねに当時の記憶のままです。

だから今の風景から、思い出を想起したときに
過ぎ去った時間は、もとに戻らない。
そんな哀愁と共に、当時を懐かしむ感情が出てくるのかもしれません。

もちろん簡単なことではありませんが、
私たちも、外壁塗装工事を
お客様にとって「過ぎ去らない思い出」を
作るきっかけができたらいいな、と思っています。

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