小さな頃の思い出

小さいころ、大好きだった駄菓子屋がありました。
同級生のおばあちゃんがやっていて
豆腐も売っていたので、ほぼ毎日通っていた気がします。

3,4年生の頃は、学校が終わるとすぐに
ランドセルを放り出して、小学校に集合。

みんなで集まったら、秘密基地に向かい、
そこで各々、持ち寄った遊び道具で
夕方五時まで遊ぶのが日課でした。

その中で、特に思い出深かったのが
駄菓子屋に行って、みんなでお菓子を買うことでした。
100円を握りしめて、自分の好きなお菓子を
どれだけ買えるのか?を一生懸命考えていました。

今思うと、初めての経営経験だったと思います。
自分の限られた資金をどのように使うのか
一生懸命考える。

人によって、お金の使い方が違うんだな。
と子供ながらに思いました。

好きなものをたくさん買う子もいれば、
100円しかないのに、100円のお菓子を買う子も。

私はちょっと変わっていて、
駄菓子屋に付く前に、ずーっと
「今日は、何をどのくらい買おうか?」
というシュミレーションをしていた子供です。

小さな袋を出来るだけ色彩豊かに、一杯にすることを
考えていました。

 

通学途中では、禁止されていた買い食いも
「一度帰ったらオーケーだよね」
そんなことを言いながら、秘密基地でお菓子を食べるのでした。

毎日すごく楽しみでした。

しかし、小学五年生になると
塾に通いだすようになり、
駄菓子屋にも行けなくなりました。

学校が終わると、母親の運転で駅に向かい
一時間ほどかけて、一人で電車に乗って塾に行くのでした。

毎日、テストがあり成績が悪いと
すぐに下のクラスに落とされてしまいます。
私は、一番上と次のクラスを行ったり来たりするタイプでした。

一番上のクラスに定着する為に
一生懸命勉強するのですが、なかなか
結果が出ず、悔しい思いをしながら下のクラスにいく。

今振り返ると、プロ野球みたいですね笑。
一軍と二軍を行ったりきたり。

将来の自分の為だとは分かっているつもりでしたが
いつまで、この苦労が続くのだろう?
自分は志望中学校に入れるのだろうか?
そんな不安でいっぱいでした。

6年生の終わりになり、
やっと受験が終わり、晴れて自由の身になりました。

楽しかった思い出と再開する為に友達と一緒に、
いつも行っていた秘密基地行こうとすると
「ミネゴン、もうそこでは遊んでないよ」
と言って、他の友達の家に行くのでした。

彼の家には、お菓子がたくさんありました。
100円では買えない大きなポテトチップスや
コカコーラ。

お菓子を食べながらみんなで
流行りのゲームに夢中になりました。

コントローラーが回ってこない間、
彼の部屋をなんとなく見回すと
モデルガンやポケモンのカードなど
見覚えのない物ばかり。

その場に馴染めぬ疎外感と、
求めていた自由に対する戸惑いを感じ
失った時間の大きさを知るのでした。

もういつも行っていた駄菓子屋は
無くなっていましたが、実家に帰る度に
つい寄ってしまう場所です。

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