可塑剤汚染


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可塑剤とは?

硬い塩ビを軟らかくする 

可塑剤はどのようにして塩ビを軟らかくするのでしょうか。
塩ビは常温では硬い樹脂ですが、それは塩ビの分子同士が強く引きつけ合って形を保っているからです。

ところが、これを加熱すると、互いに引きつけ合う力よりも分子の運動量のほうが大きくなり、分子間の距離が広がってきます。
つまり、“軟らかく”なるわけです。その状態の時に可塑剤の分子を入り込ませると、塩ビ分子の接近が妨げられ、冷却して常温に戻っても“軟らかい”状態を保つことができるようになります。

これが、塩ビを軟らかくする可塑剤の働きです。

専門的には可塑化と呼ばれています。 塩ビの分子は、プラス、マイナスといった電気的に偏りがある性質(極性)を持っています。
一方、可塑剤の分子はプラス、マイナスを持つ極性部と持たない非極性部に分けられます。

そして、塩ビと可塑剤はこの極性部で電気的に結びつき、しかも非極性部が塩ビ分子相互の間隔を広げて軟らかさを保っているのです。

塗り替え後の可塑剤汚染とは?

ポリ塩化ビニルポリオレフィンまたはポリエステル樹脂などの各種高機能樹脂を積層または塗布した鋼板を塩ビゾル鋼板といいますが、これらの被覆材は可塑剤を多く含有しております。これらの素材に塗料を塗装すると、被覆材に含有された可塑剤が塗膜に移行します。それにより塗膜が乾燥せずベタベタになり、汚れやすくなってしまいます。従いましてこれらの部材へは直接塗装はせず、下塗りに塩ビゾルウレタンプライマーを塗装し、上塗りにはファインウレタンU100などを選択してください。

塩ビゾルウレタンプライマー

「塩ビゾルウレタンプライマー」は塩ビゾル鋼板製外部部材の塗り替えに対応した専用プライマー。

塩ビ特有の可塑剤の移行を防止するため、表面がべとつかず密着性があり、上塗り適応性が幅広いのが特長。屋根棟押さえ、外部用部材、ドア、シャッターボックスなどのプライマーとして使用する。

 

 

 

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